食品検査の専門性を生かしIターン
食品検査の専門性を生かしIターン
(株)セコマ
品質保証部 品質管理課
Y.Uさん(2017年入社)
経歴:水産学部卒、食品検査・衛生管理の業務を経てセコマへ入社
業務内容:商品の品質・衛生管理、商品の表示確認
これまでのキャリアとIターンの決意
大学生活で北海道の自然に魅了 夫婦でダブルIターンへ!
生まれは三重県で、高校時代は大阪で過ごしました。初めて北海道生活を経験したのは大学時代です。北海道の自然の豊かさや雄大さの印象は「開放感」の一言。心が広く持てる感じが気持ちよく、北海道が好きになりました。
大学卒業後は大阪で就職し、2社で経験を積みました。1社目では検査機関で食品検査を約10年半、2社目では食品の検査に加え、店舗や厨房点検などの衛生管理に関わる業務に約1年半携わりました。
香川出身の夫とも大学で知り合いました。ずっと「いつかは北海道で暮らしたいね」とお互いに話していたのですが、夫の方が先に転職が決定。その時点で2016年度末までとタイムリミットが決まったので、私も本格的に転職活動に取り組むことになりました。
転職活動とセコマ入社の決め手
10年以上培った専門性が 短期間での転職の切り札に
転職活動を開始したのは2016年の11月。北海道や札幌市の支援制度、民間の転職エージェントを利用したり、大学の同窓会を通じて人を紹介してもらったりもしました。
そんな中、ある転職支援サイトを通じてセコマからオファーを受けました。食品検査に長く関わってきた経験が活かせることはもちろんですし、「北海道のものを使い、北海道民の方のための商品を作って届ける」企業であるという部分に強く魅力を感じました。電話面接を含む3度の面接を経て内定をいただき、2017年3月31日に前職を退社、翌4月1日に入社することができました。
※選考フローは個人により異なります
現在の仕事と将来の目標
安心でおいしいものを全道のお客様へ届けたい!
現在は担当工場を持ち、HACCP(ハサップ)認証取得の準備を整えたり、グループ工場の巡回点検などの業務に携わっています。また、セイコーマートで発売される製品の表示のチェックも行っています。
工場の巡回点検では、前職の厨房点検の経験が役立っています。掃除をきちんとしているつもりでも見落とされがちな箇所など、検査の視点から気づいた改善点を伝えると、工場の方に「違う視点からの指摘で新たな気づきにつながる」と言われることもありますね。
セコマは、お客様や各店舗をとても近くに感じる職場だと思います。これからも全道の隅々までおいしくて安全なものをお届けできるように、そして工場で働く人達が、安全なものを自信を持って作っていけるように、守っていく仕事を続けていきたいです。
U・Iターンを考えている方へ
仕事だけではなく、住環境の情報収集も抜かりなく!
3月になると引っ越し業者を押さえるのが難しく、また夫婦ともに道外出身で、拠点にできる実家などがないこともあって、転職前の2月のうちに住居を決め、引っ越し(荷物の運び込み)を済ませました。住居探しは1泊2日で物件を見て回ったのですが、もともと土地勘がなかったので難しかったですね。どのエリアが住宅地で、子供が多いのはどこなのか…といった住環境のリサーチをしておくと良いと思います。
引っ越しを含め、面接などで大阪と札幌を往復したのは合計で4回です。大阪‐新千歳は、空路で約2時間。お昼過ぎに面接の予定を入れてもらえればスムーズに日帰りできるので、子供の世話などの心配は特になかったですよ。
※2022年現在、北海道外からの応募者との選考については、オンライン面接を組み合わせ柔軟に進めております。
プライベートの過ごし方
北海道での大学時代に出会った趣味が登山です。北海道の山を思い切り楽しむためには、老後などではなく体力のある30代、そして子供も一緒に楽しめる小学校高学年で移住したいというのが目標でした。大阪時代は手軽に行ける山が少なかったのですが、北海道は札幌周辺にも山が多く、地図を見ているだけでもワクワクします。去年はアポイ岳や樽前山、雌阿寒岳などに登りました。羊蹄山も好きですし、これまで旅行の日程だけでは十分に時間をとれなかった、十勝の山々にも登ってみたいと思っています。夫と子供は冬にスキーも楽しんでいますね。 札幌は雪が多いと言われていますが、町がきちんと整備されていて、地下鉄に乗れば通勤もスムーズ。季節がはっきりしていて食べ物がおいしく、野菜がイキイキしているのもいいですね。
職場の上司から 課長 T.Kさん
経験からくる確かな専門性と知識の多さに期待します
採用前にY.Uさんの履歴書を見る機会がありましたが、前職での経験の豊かさ、高い専門性に期待しました。仕事ぶりは非常に真面目で、知識も豊富。入社後店舗での研修や部署内の研修を経て、4か月目から担当工場を持ってもらっています。当課には新入社員も多く、質問を受けたりする機会もあるようです。常に一定したレベルの安全性を守り続けるためにも、今十分に持っている知識と経験を、社内や他の工場などで発揮してもらえればと期待しています。
※紹介されている社員の所属は、2022年12月31日時点のものです。