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地域に求められる店舗を出店したい

地域に求められる店舗を出店したい

(株)セコマ 開発部 開発一課

1997年入社 経済学部 経済学科卒

出店用地の調査、出店の交渉

様々な人の協力を得て店舗が開店する

開発部は、主に何もない所から店舗を作り上げる部署です。その中で出店用地の調査、出店の交渉を行っています。
店舗が必要な場所を探し出し、その場所を店舗を建てられる状態に整え、店舗建物を建築して開店させるという流れです。店舗候補地を探すには、街やその形成、人口や交通、競合を知らなければなりません。なぜそこに店舗が必要なのか、どのようなマーケットなのかを把握して判断します。
店舗候補地が決まったら、その場所の周辺住宅の配置や車や人の動き、周辺の競合状況等を調査し、売上予測システムにて売上予測を立てます。その後は、土地や不動産の所有者と交渉し、購入するのかあるいは借りるのか等の条件を決め、契約します。それから建設管理部と連携しながら店舗建設の準備を行います。
自分が必要だと考えて開店させた店舗が予想通りに売れたり、周辺の方に喜んでもらえることがやりがいです。一つの物件を進めるにあたり、様々な業界や人と交渉する機会があります。一見、地主や不動産会社だけだと思われがちですが、地元の弁護士や役所の方等の力を借りることもあります。このような経験は自分のためになりますし、関わりは一度で終わらずにまた何かの時に役に立ち、仕事の幅が広がります。

交渉を上手く進めるために状況判断が重要となる

交渉が難航した場合に状況を判断する力が身につきます。難航している理由を明確に押さえ、交渉を続けるべきなのか止めるべきなのか、また続けるのであればどのような手法を用いるのか等状況判断をすべきタイミングが多々あります。状況によっては交渉を止めることも必要ですが、とても勇気がいる事です。しかし、相手がいる事ですので交渉が進まないのに時間を費やしても無駄ですし、かえって交渉が決裂してしまうこともあります。取るべき行動を正しく判断するには、相手の状況を正しく把握することが必要です。また、交渉を続ける場合は、これまでの人脈の第三者に助言をもらうことも重要です。ある土地を購入したいが地主が急に難色を示したケースでは、地元の弁護士・金融機関・司法書士等の専門家から助言をもらって交渉が成立したことがありました。物件は自分ひとりで決まると思ってはいけません。

セコマでは自分の考えを持つことが重視される

約20年前の入社当時は、コンビニエンスストアがまさに急成長を始めている時代でした。当時のセコマは、現在のホットシェフであるホットフードをちょうど始めたばかりの時期で、工場生産の弁当ではなくできたての弁当を売りたいという信念を形に表していました。それを受けて、他とは違う独自性を感じたことが入社の決め手になりました。
そんなセコマでは、業務に対して自分の考えを持つことが重視されます。開発部においても細かくやることを指示されることはそれほどありません。この地域はセイコーマート店舗が少ない、古くなってしまった、街や道路の形成が変わってしまった等事前に方向性を打ち合わせ、あとはそれに向かって担当者が考えを持って進めています。
学生の皆さんには、自分の目や感覚を大事に自分で物事を考えてもらいたいと思います。今はインターネットで何でも調べられる時代になりましたが、反面、それだけを信用して失敗することが多くなりました。私の仕事は現地に行ってどのように見えるか、どのような街か、どのような店があって人はどのように動くか、どのような人と交渉するか等インターネットではわからない事ばかりが重要になります。インターネット上の地図と写真を見てメールで交渉して店舗を建てても、本当に良い店は作れません。自分の目や感覚を大事に自分の考えを持って、学生生活や就職活動を送ってください。

※紹介されている社員の所属は、2016年10月31日時点のものです。

ある日のスケジュール
8:30
始業、朝礼
10:00
会社出発
11:00
地主商談
12:00
昼休憩
13:00
地主商談
14:00
物件探し
15:00
地主訪問
16:00
物件探し
18:00
会社へ戻りレポート作成、売上予測作成
18:40
退社
経歴
1997年~入社
(株)セイコーマート 運営部(FC店スーパーバイザー)
2006年~(株)セイコーマート ロイヤリティマーケティング部(クラブカード企画・分析)
2010年~(株)セイコーマート 開発部